「好き」の理由。

好きなチームにはそれぞれ、好きになったきっかけが存在します。
好きになった時期も理由も様々ですが、それぞれのチームと私との「なれそめ」を紹介しておきます。


ヤクルトスワローズ〜Fly high〜

プロ野球で一番好きなのはヤクルトスワローズです。ヤクルトのことを知ったのは中学生のとき。
塾に通ったのですが、そこで友達になった子がヤクルトファンでした。
その子は古田捕手のファンで、「古田敦也基本データ」を教え込まれました(笑)
経歴や、入団2年目に首位打者を獲得したこと…。友達、授業そっちのけで古田の良さを熱く語ってました(オイ)
93年は伊藤智仁投手が入団し新人王を獲得する活躍で、これについてもまた熱く語ってくれたような記憶が。
でもそのときは、古田さんはTVで見て「のび太似の、眼鏡かけた捕手がいる」程度の印象だったし、
伊藤投手も新聞とかで「なんかすごい投手が出てきたらしい」と思ったくらいで。
その頃の私はまだあまりプロ野球に関心がなく、“なんとな〜くヤクルトファン”って感じでした。

本腰入れて応援するようになったのは97年かなぁ。
開幕戦で、「小早川の3連発」があったでしょ。
広島を自由契約になってヤクルトに来た小早川毅彦選手が、いきなりの1試合3ホームラン。
あれを見て、野村再生工場のすごさを知ったのです。

ヤクルトのどこが好き?って聞かれたら、たぶんこう答えると思います。
・ 他球団から移籍してきた選手がよく活躍するところ
・ 良い外国人選手を見つけてくるのがうまいところ
・ チームの雰囲気がアットホームらしいところ

他球団を自由契約になったり、トレードでヤクルトに来た選手が花開くことがよくあります。
もちろん他球団でもないわけじゃないけど、ヤクルトはそれが多い。
野村監督時代からの「再生工場」は健在です。なにか、そういういい土壌があるんだと思います。
ただ、そうやって再生した選手をその後あっさり見放してしまうところはちょっとなぁ…(最近では入来兄とかがその例)
あと、スカウトが外国人選手を見る目がある!
打者ではラミレス、(移籍してしまったけど)ペタジーニ、ホージー。
投手ではホッジス、ハッカミー、ブロスとか。近年でも「当たり」だった外国人選手がこんなにいます。
ラミレスやホージーなんかは特に親しみやすいキャラクターでファンからの人気も高いし。
そして最後に、チームの雰囲気がいいらしいという話。ファミリー球団っていうんですか。
グラウンド上では戦う集団だけど、試合から離れたときはそういうのがいいと思います。
優勝した年はシーズンオフにいろいろTV番組に出演したりもしますよね。ヤクルトの選手が出ると面白いです。
ラミレスに「アイーン」とか「ゲッツ!」教えたのもチームメートだし(笑)

神宮球場が本拠地というのもポイントです。
大好きなんです、神宮。大学野球の聖地だから好きなのか、ヤクルトの本拠地だから好きなのか、もはやわかんないけど(笑)
たぶん両方ですね。

こういう言い方をしていいのかちょっと迷うのですが、決してお金持ちな球団ではないと思います。
少なくとも巨人みたいに大型補強ができるようなチームではない。それでも毎年うまく戦力補強して戦うわけです。
それと、毎年開幕前の順位予想は評価が低いですよね。それを覆して勝ってしまうと「どうだ!」って思います。気分いいです。

「山椒は小粒でもピリリと辛い」ヤクルトはそういうチームじゃないかな。
地味に、堅実に、渋く勝つ。そんな「燕軍団」にはこれからも高く飛翔を続けてほしい。
神宮の空に響く東京音頭、躍る傘の波。何度でも見たい光景です。



※おまけ
球団マスコットのつば九郎も好き。阪神のトラッキーにはかないませんが、けっこういい味出してます。
ペンギンじゃないですよ。ああ見えてもツバメです(入来兄は在籍中、本気でペンギンだと思っていたらしい)。
最近はラミレスがホームラン打つと出迎えてベンチ前で一緒に「アイーン」・「ゲッツ!」やってますよね。
あれを見るのが楽しみです。


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