8月29日(日) 遠征2日目 雨

5時半寝の7時半起き…自業自得ながら去年以上の過酷な条件。
にも関わらず驚くほどスッキリ華麗に目覚める。(巻き添えになったYちゃんは眠そう。ゴメン…)

本日もドームへ。第一試合で大ガスが登場♪
今日は後輩せつないも一緒に観戦予定。
球場へ着き中へ入ると、練習はもうほとんど終わったところ。
席を探して座ってから、グラウンドを見ると…
え?大ガスのユニホームが変わってる!
上着が濃い青色、ズボンは白。肩の辺りから脇に切り替えが入っている。
今年からモデルチェンジした中日のユニホームに似てる、というのが第一印象。
しかしこれは以前の水色ユニが変わったものなのか、それとも縦じま白ユニか…?
(そもそも大ガスのホームユニがどっちなのかよくわかっていない私。
選手名鑑とかの写真がいつも水色ユニ着用なので、それがホーム用かと思っているんだけど
一般的には白基調がホーム用というところが多いよね。真相をご存知の方いたら教えてください)
どうやらこのユニ、本当にこの大会から披露されたばかりのようで
直前の練習試合の時点ではまだ旧ユニだったとか。
水色ユニが好きなんで、変わってしまったのがそっちじゃなければいいんだけどなぁ…
ずいぶん青くなったって感じ


中日風の新ユニ。
脇の白い切り替えもわかるかな?
でも私は水色ユニが見たいです…。



駅からドームに向かう道で、「今日の先発誰かな?能見くん?」と話していたんだけど
先発は山田幸でした。富士重工は手強い相手だし、まずはエース!ってことなのかな。
今日のスタメン、一番DH俣瀬。これが結構意外だった。
私が見てる試合では、俣瀬・馬淵・牧野・野夫井の4人で外野の3人の枠を争っているパターンが多いんだけど
今回は木下秀もその中に加わってきた。ますます激戦化するのかこの外野…(汗)
今日の外野スタメンはレフト野夫井、センター牧野、ライト木下秀という布陣。
内野は一塁・栗栖、二塁・小倉、三塁・澤多、遊撃・岩本。(スタメン発表時は偵察で一塁に舛屋を起用)
さぁて、今日は一体どんな試合になるのかな…。
ホームベース前に整列






いよいよ試合開始。
スタメン


両チームのスタメン。
(大ガスは舛屋→栗栖に変更した直後)
大ガスは今大会、補強選手なしで戦う。



1回表、富士重工の攻撃。
先頭を打ち取った後、二番山下がヒットで出塁。三番佐伯の二ゴロの間に走者は二進。
四番神谷が右中間へ先制タイムリー二塁打。
「まだ1点だ、大丈夫!」と昨日と同じような言葉を頭の中で自分に言い聞かせていると、
五番林がレフトスタンドへ2ラン…ギャァァァ〜
ここまで、本当にあっという間の出来事だった。
この後も六番に四球→盗塁で二塁へ進められるが、なんとか後続は抑えチェンジ。
しかし、いきなり目覚まし代わりのきっつい先制カウンターパンチ食らいました…
富士3−0大ガス(1回表終了)
こーちゃん。





大ガス先発・山田幸二郎。
初回いきなりの3失点…



「富士重工、応援の数すごいね」という言葉にふと周りを見ると、
ネット裏の半分、一塁側寄りでも黄色いスバルうちわが揺れていた。
そこから一塁側内野応援席、さらに外野へ視線をやると、一塁側は内野〜外野まで埋まり、三階席にも人が入っている。
大ガスも人は入ってるんだけど、やはり関東圏の方が動員しやすいんだろうな。
でも大ガスの応援もここ数年ですっかり聞き慣れてきて好きだ。
ドームへ来て大ガスの応援で「フニクリフニクラ」聞くと「ああ帰ってきたなぁ」と思ってなんだか安心する(^^)

2回裏、この回先頭の小野が初球をレフトスタンドへ。反撃ののろしのHR!
山田幸は2回・3回と三者凡退に抑え、少しずつ調子が上がってきた気配。
そして3回裏、澤多が弾丸ライナーをライトへ叩き込んだ。
深めに守っていた外野手がほとんど動けずに打球を見送った、素晴らしい当たり。
これで3−2と1点差に。
くねくね打法




澤多さんのバッティングフォーム。
構えるときにバットを立ててくねくねさせる、
ちょっと特徴ある打ち方。
踏み込もうとする瞬間





よくあんなに力強い打球を飛ばせるよなぁ…と毎回感心してしまう。
澤多さんのHR

HRが出ると、スコアボードにスロット風の画面が現れ
「HOMERUN」→「おめでとう!!」と
くるくる回転しながら順番に文字が出る。
イキがよすぎ(笑)





HRを打ってベース一周した後、ベンチに戻った澤多さん。
ブレてます…
非常にイキのいい澤多さんです…
手前のマスコットガールにピント合ってるし…(爆)



1点差に追い上げ、いけるぞ!と意気上がった直後の4回、山田幸が再びピンチを迎える。
神谷にレフト前へ運ばれ、盗塁・送りバントで一死三塁に。
ここで大ガスは投手交代。山田に代わって能見が東京ドーム初登板。
ドーム初登板



能見、東京ドームに初登場。
背番号14




私にとって初めて見る能見の投球。
期待が高まる。
リリースの瞬間



リリースの瞬間。
遠いし完全にはとらえきれてないけど(汗)



一死三塁で打席には七番冨村。レフト前タイムリー。痛い追加点を奪われた。
4回表終了で富士4−2大ガス

突き放されて意気消沈したか、大ガス打線は元気がない。
4回・5回と三者凡退。淡白な攻撃が続く。
6回表、富士重工は四死球で一死一、二塁とし、九番楢崎に代打岩元を送る。
「あ、いわげん!」
創価高校〜明治大〜富士重工と進んだ岩元。高校・大学とプレーを見てきた。
そういえば社会人になってからは見るの初めてかも?
などと懐かしさに浸っている間に、能見の暴投で走者それぞれ進塁(汗)。
ここで岩元がきっちりレフトへタイムリーを放ち2点追加。
スバル打線はまだ止まらない。一番鴨志田、二番山下も連打で続き、もう1点追加。
7−2となり、大ガスはたまらず投手交代。能見から坂本へ。

私たちの近くに坂本さんのご家族が座っていて、登板が告げられると娘さんが声を張り上げて応援し始めた。
毎日新聞の記事にも載っていたが、娘さんは実優ちゃんという名前らしい。
背中に「MIYUU 18」と入った小さなレプリカユニホームを着て(18は坂本さんの背番号)
「パパ頑張れぇ〜!」と声を張り上げる。
その隣に座っていた親戚と思われる男の子も一緒に「みゆうのパパ頑張れぇ〜!」。
子供たちの声がマウンドに届いたか、坂本は二者連続三振でピンチを脱した。
いわげん



久々に見た「いわげん」こと岩元。
(なぜか昔から私の周りではいわげんって呼んでる。)
打たれた…






これ以上の失点は許されない。
しかし打球はレフトへ飛んだ…
能見、無念の降板



うなだれてベンチへ戻る能見。
入社以来、過去7年間の都市対抗は一度も登板なし。
今年初めて登った東京ドームのマウンドは
ほろ苦い思い出で終わってしまった。
頑張れお父さん!


3番手で登板した坂本。
今年で社会人13年目、
でも「まだベテランじゃないですよ」らしい。
(by大会公式ガイドブック)
愛娘の声援を受けてのマウンド。



HRでもう1点追加され、8−2とリードされた7回裏。
大ガスは先頭の栗栖が内野安打で出塁。一塁にヘッドスライディングで突っ込んだ姿にすごい気迫を感じた。
Yちゃんが「栗栖さん、なんかいいね」。今のヘッスラだけでなく、試合序盤からなぜかずっと気になっていた選手らしい。
新規栗栖ファン、いらっしゃ〜い♪(^0^)/
無死一塁で野夫井。エンドランがかかっていて栗栖はスタートを切るが、打球は一塁側へのファールに。
打ち直したものの、結局ライトファールフライに倒れ走者は進められず。
ここで富士重工は小出から阿部へ投手交代。ここまで打ちあぐねていた小出が降りてくれたのは幸いか…?
この投手交代を受け、大ガスは九番牧野に代えて代打・中本。
「あ、中本!」今日は見に来られなかった東(中本好き)の分まで、座り直して姿勢を正し打席を見守る。
中本は初球をセンター前へ弾き返し、一死一、二塁とチャンスが広がった。
中本に代わり、一塁走者は代走・馬淵。大ガスはなおも代打攻勢。俣瀬の打席で代打・溝下。
俣瀬に代打送られたのは寂しかったけど、ずっと一塁コーチをしていた溝下さんにも「試合出てほしいな」と思っていたから…
しかし溝下はショートフライ。続く小倉に代打・長滝。
長滝は入社2年目。今年20歳になる若い選手で、私が試合で見るのは今回が初めてだった。
素人目にも、初球からあまりタイミングは合ってないように見える。
まだ2年目で、試合経験も多い方ではない。こう言うのは申し訳ないが、この場面での代打はちょっと荷が重いか。
大丈夫かな…?と思っているうちに三振。「あ〜」ため息が漏れる。大ガスはこの試合最大のチャンスを逃した。
仕事きっちり





代打で登場した中本。
センター前ヒットでチャンスを広げ、きっちり役割を果たした。
代打・長滝。一塁走者は馬淵



代打・長滝。
東京ドーム初打席は三振に終わる。
相手投手の阿部はコーチ兼任・14年目のベテラン。
場数の違いが出たかな…という印象。



絶好のチャンスで無得点に終わった大ガスは、再び淡白打線に逆戻り。
8回裏は三者凡退。三振かフライか…という感じで、安打・凡打を問わず、ゴロの打球が非常に少ない。
9回裏、いよいよ最後の攻撃。ネクストで栗栖がスイングをして打順を待つ。
栗栖のユニホームの前身頃は7回のヘッドスライディングのときの泥で、チームロゴが見えないほど。
そこに、何とかしたいという気持ちが見え隠れしている。

先頭の小野がセンターフライに倒れ、1アウト。
栗栖も三振で2アウト。栗栖はベンチに戻る前に、ネクストにいる馬淵に何かアドバイスを与えた。
しかし九番・牧野が力ない三振に倒れゲームセット。馬淵まで打席が回ることはなかった。
栗栖





ネクストで打順を待つ栗栖。
今日、チームで一番「気持ち」を感じるプレーを見せていたのは彼だった気がする。
泥だらけのhero





その泥だらけのユニホームから、なぜか目が離せなかった。
ネクストで終わった夏





馬淵。
途中からの出場だったため結局打席は回ってくることなく、
ネクストバッターズサークルでこの夏を終えた。



7月末に組み合わせが決まったときに、イヤな予感はあった。
富士重工のユニホームは、かつてのいすゞ自動車と似ていたから。
2年前のこの大会で、大ガスはいすゞと対戦して初戦敗退。ただの気のせいだと思いたかったのだけど…。

試合内容としては、完敗だったと思う。
先制、中盤の追加点、そしてダメ押し。まさに理想的な試合運びを、自分たちでなく「相手に」やられてしまった(泣)
大ガス打線は5安打。
内訳は、栗栖が2本(うち1本は内野安打)、小野・澤多がそれぞれ1本(ともにソロHR)、中本が1本。
今日は打ち上げてしまうことが多すぎた。打球が内外野に転がったこと自体、数えるほどしかない。
得点はソロHR2発のみ。淡白な攻撃だったなぁ…。
そして何より、初回の3失点が痛すぎた。
能見に期待していたのだけど、結局今回も山田幸が打ち込まれた時点で勝負の行方は見えていたのかもしれない。
2年ぶりの初戦敗退






大ガスの夏、終わる。
…早すぎるよー(><)
日産とともに、昨秋の日本選手権優勝・準優勝チームが
初戦でドームを去った。



試合後は、ARIAさんとプチ反省会(?)&雑談。
好きなチームが初戦で負けると、やっぱガックリ来ますわ。次は勝って喜びたい…。
今度はいつどこでの試合になるかわからないけど、再会を約束してARIAさんとお別れした。
まだまだ話題は山ほどあるんで(笑)、またぜひおしゃべりしましょうね☆

さて、この後第二試合はJR九州vs鷺宮製作所。第三試合、倉敷オーシャンズvs四国銀行。
管理人がドームの中心で愛を叫びます(笑)

第二試合・第三試合へ