軌跡と奇跡
〜オール早慶戦観戦記〜

2003年11月26日、神宮球場で「早慶戦100周年記念試合」が行われました。
現役学生とOB選手による夢のオール早慶戦。
普段とはちょっと違う試合に大興奮。また、沢山の人たちに会えてとても充実した一日でした。
素晴らしき秋のよき日の観戦レポをどうぞ。
※文中、あえて選手を勝手な呼称で表記した箇所もありますが、気にせず読み流してください。


そもそもの事の発端は5月9日。
スポーツ新聞に「早慶戦100周年でプロアマ混成の早慶戦」という記事が載った。
この秋で100周年を迎える早慶戦。それを記念してのオール早慶戦がこの秋に行われるという。
オール早慶戦自体はこれまでも行われていたが、それは学生と社会人野球に進んだOB選手によるもの。
学生とプロ選手との混成チームによる試合は規約により認められていない。
だが今回は特例ということで許可がおりそうで、夢のオールスター戦となるだろう―という内容だった。
これを読んだ瞬間「…見に行く!」と即決(笑)
こうして、今回の遠征計画は実は半年以上も前から練られていたのである。


それから時は流れ、いよいよオール早慶戦まで1週間となった頃。私はパソコンの画面を見て絶叫していた。
週間予報、東京は26日がくもりのち雨。降水確率50%!あ・り・え・な・い〜〜!!
で、でもまぁ1週間先の予報だから、何日かしたらまたきっと変わるよ…と思っていたらその通り、4日前になって変化が。
降水確率が60%にアップしてる。(ごーん)画面見て卒倒しそうになった。一体どんな雨男・雨女が来るのだ…(泣)
だが、こっちだって卑弥呼パワーというものがある(夏の遠征記参照)。降水確率60%ならはねかえした前歴あり。
というわけで懸命の「晴れ乞い」開始…。
すると2日前になってまた予報に変化が。「晴れのちくもり」になってる!やったー!!
それでもギリギリまで安心はできず、当日朝までひたすら晴天を願い続けた。

26日、オール早慶戦当日。朝見た天気予報には晴れのマークが輝いていた。卑弥呼パワー発動!よっしゃぁ!
午前6時、意気揚々と家を出る。夜明け前、まだ暗い街中を足取りも軽やかに。
6時半のバスに乗り空港へ。高速を走っているときに日の出を見た。
きれいな朝日に「今日一日、楽しい日になりますように」と心の中でこっそり拝んでおいた。



夏同様、飛行機の中ではまたも爆睡。寝てるうちにあっという間に東京へ。
空港から電車に乗って移動中、Yちゃんからメールが。
オール早慶戦に先がけて、9時半からオールドボーイ戦をやっている。
10時過ぎに来たメールで「今2回裏が始まるとこで6−0慶應リード」。
やった、これなら私が着く頃まで試合やってそう。オールドボーイ戦も見たかったのでラッキー♪

空港からの移動は、電車の乗換えが驚くほどうまくいった。
何も考えずに乗った車両がことごとく乗り換え階段の目の前で止まり、スムーズに移動できていい感じ。
10時半過ぎに球場到着。チケットを受け取ったときに再びYちゃんからメール。
「オールドボーイ戦、3回K11−8Wで試合終了」 Σ( ̄□ ̄)ガーン
もともと、試合予定時刻に10時半までと書いてはあったんだけど、5回までとも書いてたので間に合うと思ったのに〜。
一度も見たことない往年の名選手たちの試合…見たかった(涙)
悲しみながら、とりあえず入り口付近で売ってる記念グッズをチェック。
100周年記念DVD、記念写真集、記念ボール、早稲田側にはえんじ色した「フクちゃん」の傘も。
どうしようかなーと思ったけど、写真集だけ買って中に入った。
オール早慶戦招待券


招待券。観戦は無料だけどこれをもらって入場する。
早稲田バージョンと慶應バージョンがあり、これは早稲田バージョン。
慶應バージョンは慶應ブルー(紺色っぽいあの色)の印刷だった。

招待券は同デザインの封筒に、このイベント告知のチラシとともに
(チラシはこちらのトップの写真と同じデザイン。大隈さんと福澤さん)
入っていた。かなりお金かかってるんだろうなー。



球場内に入ってビックリ。お客さん結構来てる!この時点で新人戦の観客数を軽く越えてるし!(笑)
すぐにYちゃんを発見。某高校の監督夫人を紹介してもらった。
朝イチの飛行機で来た、と言うとかなりビックリされ「その熱意、表彰ものだわ」と言われた。ありがとうございます(笑)

同期の東(仮名)がやってきたので、貸す約束をしていたビデオを渡す。
その間にもお客さんはじわじわ増えてきている。Yちゃんと一緒に、早めに席を確保しておこうと移動。
早稲田・慶應どっちも好きだから、中立を保ってネット裏真ん中辺りに座ることに。
それから、今日会う約束をしていた友達に連絡して会いにいった。
移動中、後輩たちに見つけてもらい声をかけてもらう。

一塁側にて、友達と早稲田の練習風景を見ながらちょこっとおしゃべり。
私たちの目の前に、すごくよく声を出しながらキャッチボールをしている選手がいた。
日焼けして浅黒い肌。背はそんなに高くないけど、体つきはけっこうがっちり。
「背番号8って誰だろー…」入るときにもらったパンフレットを見る。
「…あ。」
それは仁志(読売ジャイアンツ)だった。横顔じゃ全然気付かなかった。すごい張り切って声出してたから現役(学生)かと思ってた。

その後、今度は別の友達を探して再びウロウロ。お客さんはさらに増えていて普通に探すのが困難な状況。
それでも何とか見つけて挨拶できたのでよかった。
チケットの件でお世話になったhiroさんに続き、同期KとTも神宮到着。同期の男Tや東も集まり、何やらにぎやかになってきた。
さらに現役の後輩もつかまえて話す。しばらくするとKとTは応援がしたいと応援席へ行ってしまった。
入れ替わりに、先輩erikoさんが到着。
ぴよたまちゃんは列車事故があり遅れるとのメールが。水口と小河さんの打席に間に合いますように。待ってるよ〜☆

私たちの席の近くをTV局の人たちが取材でうろうろしていた。その中にいるパンツスーツのお姉さん、どこかで見たことがある。
「…あ、有働さん!」そう、NHKのスポーツニュースでおなじみの有働由美子アナウンサーだった。
間近で見ると、普通に品のいい大人のお姉さんって感じ。
有働さん一行は私たちの一列後ろのおじさんたちのところにインタビューにやってきた。
やっぱりTV的に「長年見てきた」って感じの人を選んでインタビューしてるみたい。
私たちみたいなワカゾー、しかも女の子には全然見向きもしてくれない。
ちぇっ、情熱ならおじさんたちにも全然負けてないと思うのに…。

さて、現役学生とOB(プロ・社会人)選手との混成チームで行われる今回のオール早慶戦。
ということはグラウンド内には現役と懐かしい顔とが入り混じっているわけで。
パンフレット片手に背番号を確認しながら「あ、あそこにいるの○○だ!」という感じで練習風景を眺める。
時々、パンフで確認しなくても体格などですぐわかってしまう選手もちらほらいたけど(笑)
12時前の時点ではYちゃんと「ご飯、食べるなら早めに買っとかなきゃねー」と言ってたんだけど…
見てるうちに「…なんか、食べなくていいからこれ(練習風景)見ときたいよね」ということに。
当初は球場売店で久々にうどんでも食べるつもりだったんだけど、ちょっとでも席を離れている時間が惜しいと思った。
それくらい、あちこちに目移りしてしまう豪華なグラウンド風景。
早稲田のノック風景

早稲田の試合前のノック風景。
背番号34は現役1年の左腕・宮本(関西)。
4年の坂本(敦賀気比)はこの試合で初めて6を着けた。
右奥の25が97年の主将だった矢口(かずさマジック)、
その手前の35が01年主将の末定(東京ガス)。
さりげなく歴代主将揃い踏み。
早稲田のノック風景その2

ノック中の風景その2。
手前の20が鎌田(ヤクルトスワローズ)、
その奥でかすかに背番号が見える(19番)のが
生出(七十七銀行)。
左端、12着けた島原(桐蔭学園)の
奥にいる2番が荒井(元日本ハムファイターズ)。
荒井さん見るの初めてだよー…



12時半前、いよいよスタメン発表!
と言っても事前にHP上でスタメン発表されてたんで驚きはないのだけど(事前にスコアシートにスタメン書いて持参しようかと思ったくらい)
…と思っていたら
「先攻は三塁側、オール慶應義塾。一番・指名打者、喜多くん」えええぇぇーー!?
事前の発表では喜多くんが四番となっていたのに、いきなりフェイント!なんじゃこりゃ!(スコア、事前に書いてこなくてよかった…)
ちなみに、早稲田は今季の主将だった比嘉(沖縄尚学)が教育実習中のため不参加(パンフには名前書いてあったけど)。
代わりに来季主将の田中(尽誠学園)がキャプテンとして背番号10を着けた。
スタメンにおける現役・OBの割合は慶應がOB8人・現役2人に対し早稲田は5・5。
慶應の先発は長田(西武ライオンズ)、早稲田は和田(福岡ダイエーホークス)。
この2人の投げ合いは昨秋までここで見ていたのであまり違和感がない。

12時半過ぎから、試合に先がけて記念撮影とセレモニーが行われた。
セレモニーと言っても特別なことはなかったけど…
ちなみにセレモニーの司会は田中大貴(昨年まで慶大野球部所属、現フジテレビアナウンサー)だった。
慶應のノック風景



スタメン発表された直後のスコアボード。
…日差しが強くて文字が見えない…。
仕方ないので手前に写ってる慶應のノック風景でお楽しみ下さい。

背番号20が渡辺(三菱重工神戸)、
その右の捕手(16番)が安藤明(慶應湘南藤沢)、
右手前の背番号2が小河(七十七銀行)、
12が高安(三菱重工横浜クラブ)。

それにしてもいい天気!
卑弥呼パワーです(笑)
セレモニー

試合前のセレモニー。
…でも誰がどこにいるかわかんない…(汗)

手前にいる黒い背広姿が
フジアナウンサーとなった田中大貴。
慶大野球部では長田・湊川らと同期。
もうユニホームを着てプレーはできないが
野球部OBとしてこのイベントに参加。



試合開始前、両チームの選手がホームベース前に整列して挨拶する。
ベンチ前に選手が出て来て、飛び出すのを待っている。観客もワクワクしながら待つその一瞬。
さぁ来るぞ!と思った瞬間、慶應の誰かが周りに押される形で一人だけ先に飛び出した。
スタンドから微妙な失笑。いたずらした周りの選手たちはニヤニヤ。
オイオイオイ、といった感じでちょっと恥ずかしそうに戻るその背中には「12」…
「たかやす〜〜!!」私たちも大爆笑。フライング!

仕切り直しで今度はきちんと整列して挨拶し、いよいよ試合が始まる。
始球式は早大の白井総長と慶大の安西塾長。ボールを受けるのは早大・野村、慶大・鬼嶋両監督(だったと思う)。
そして慶大側の打席には、なんと牧野直隆・前高野連会長が!思わずどよめく私たち。
御年93歳のスイング、しかと見届けました!

始球式を終え、和田がマウンドに登る。スタメン発表のとき、早稲田側で一番歓声が大きかったのはやはりこの男だった。
13時2分、先頭打者の喜多(千葉ロッテマリーンズ)へ第1球が投じられた。初球は空振りストライク。
喜多を三振に斬ってとると、一塁側が湧いた。去年まで何度も繰り広げられていた光景。
続く二番は湊川(中日ドラゴンズ)。
2球目をセンターへ打ち上げた…と思ったら、意外と伸びてセンターオーバー。ミナトは二塁へ。
三番・ライト、高橋(読売ジャイアンツ)。今度は慶應側から拍手が起こる。
今日の試合の目玉とされた、和田vs由伸の対決。由伸は、狙っているのかかなり豪快なスイングを見せる。
結局、カウント2−1から空振り三振でこの対決は和田の勝ち。三振した由伸は笑っているようだった。
和田vs由伸



1回表、一死二塁。
早大・和田毅vs慶大・高橋由伸。



1回裏、早稲田の攻撃は水口(大阪近鉄バファローズ)から。
ウグイス嬢の「一番・セカンド、水口くん」というアナウンスがくすぐったく聞こえる。もしかしたら本人たちもそう感じてるかもしれない。
二死走者なしで「三番・サード、仁志くん」。2球目をセンターへ。センターが捕…れない!
センター早川(慶應)が倒れ込んだ先にボールがコロコロ。仁志は二塁も蹴って、三塁へ!スリーベースヒット!
ここで四番・鳥谷(聖望学園)。自由獲得枠で阪神入団も決まっている、今年の早稲田の中心打者。スタンドの期待も俄然高まる。
カウント2−2から長田が投じた5球目は、ホームベース付近で大きく跳ねた。
「あー!!」三塁の仁志がホームイン。暴投の間に早稲田が1点先制。
思わず苦笑。オサ、変わってね〜…。隣にいるerikoさんに説明する。
「長田は1年の秋、神宮初登板が走者を三塁に背負った場面だったんです。そこで暴投してしまい、結局それが決勝点になって負けた。
それ以来ずっと、長田と暴投は切っても切り離せない関係でした…」
これまで、大事な場面での彼の暴投を何度見てきたことだろう。
今年から西武のユニホームを着て奮闘しているオサ。立派になったよなー…などと思っていたらやっぱりこれだ。
相変わらずというかなんというか。でも、そんなオサが好きな私。
結局鳥谷は四球で一塁へ。次打者武内(智辯和歌山)の初球ですかさず二盗を決め、スタンドを湧かせる。
武内も四球で二死一、二塁。打席には我らが“アーチスト”矢口。都市対抗のときのような一発は出るか?期待がかかる。
しかし残念ながら空振り三振で1回の表裏終了。
オサvs矢口さん


1回裏、二死一、二塁。
慶大・長田vs早大・矢口。
長田の背番号は、2年の時まで着けていた
懐かしの45♪



2回に入る頃、ぴよたまちゃんが到着。電話で私たちの座ってる場所を教えるが人が多すぎてなかなか見つからない。
そこでスタンドを見回してみて、改めて観客の多さに驚く。…今日って平日だよね?

2回表、早稲田は小宮山(元ニューヨークメッツ)が登板。
「うぉ、コミー!」妙にテンションが上がる私たち。コミーだコミー!早稲田ユニ着てる!(早慶戦なんだから当たり前)
この回先頭の池辺(智辯和歌山)にフルカウントから四球を与える。続く三木(大阪近鉄バファローズ)は打ち取ったものの
大川(三菱重工神戸)にドカーンとライトスタンドへ運ばれる。逆転2ランでK2−1W。
その裏からは、やじまんちゃんも到着して一緒に観戦。
慶應は長田が続投。2アウトまで順調に打ち取り、ラストバッター荒井。
打ち上がった打球はフラフラとショート後方へ。ショート・レフト・センターが走ってくる。
ショート山口(東京ガス)がグラブを差し出し、捕れそう…と思ったが、ボールはグラブの一歩先へポトリ。嗚呼。
テキサスヒットで荒井さんはもう二塁へ達していた。しかし、走塁で足を痛めたらしく代走に猪坂(小野)が起用された。

3回表、早稲田は2年生の越智(新田)が登板。
越智は初球から140キロ台後半のストレートをポンポン投げ込んでくる。この日、最速は148キロが出た。
喜多を三振、湊川を捕邪飛に打ち取り、三番・由伸との勝負。
速球を投げ込む越智に対し、由伸もファールで粘る。
由伸はこの打席も見てすぐにわかるような大振り。この試合はお祭り感覚で楽しんでいるのだろう。
学生時代、狙って打つことはあまりできなかったであろうホームランを狙っているのかもしれない。
速球を続けた越智は最後に134キロの緩い変化球を投じ、それに由伸のバットは空を切った。

3回裏、慶應のマウンドに背番号18の左腕が登った。アナウンスが響く。
「――長田くんに代わりまして、志村くん。ウィーン94」
そのアナウンスを聞き、思わず声を揃えて
「キャー」と叫んでしまった私たち。周りの人が驚いて振り返る。
志村亮。六大学野球の投手記録を見ると、そこに必ず彼の名を目にするはずだ。
数々の記録を打ち立てながら、プロへは進まなかった男。
大学野球を知るようになって、一番見てみたいと思っていた投手が彼だった。
自分より遥かに年上で、学年が重なることもなく、こういう機会でもなければなかなかそのピッチングを見ることもできなかった。
貴重なこの一瞬に、つい歓声が上がってしまったのも無理がない。…そのせいで周りから注目を浴びたけど(汗)
志村は二番から始まる早稲田の好打順もあっさり3者凡退に斬ってとった。今年36歳、まだまだ現役バリバリのピッチングだ。
伝説の投手を見ることができて、かなり満足。
コミーこと小宮山


2回に登板した小宮山。
初めて見る、早稲田ユニホームの背番号14の姿。

この後、大川さんにどでかいHRを浴びたわけだが(泣)
伝説の投手・志村さん



3回に登板した慶應の伝説の左腕・志村。
投球練習中の1枚。白く見えてるのはボールね。



4回表は早稲田の4人目、生出が登板。
先頭の早川への3球目、打球は大きな弧を描きレフトスタンドへ。ソロ本塁打で3−1と慶應がリードを広げる。
続く池辺はショートフライに打ち取るものの(鳥谷がショートかなり後方まで追って捕った)六番の三木を四球で出す。
ここで野村監督がベンチから出てきた。
「え…うそ、ノムさーん!」生出は降板、5番手で2年生の佐竹(土庄)がマウンドに。
公式戦じゃないというのにあくまで勝負にこだわるノムさん、容赦ない。生出ちゃん、わずか1/3回のマウンド(涙)
佐竹は後続を無難に抑え4回表終了。その裏、慶應は今年のエースだった4年の清見(慶應志木)が登板した。
とにかく早慶戦にいい思い出が残っていないであろう清見、この日も先頭の武内に右中間へツーベースを打たれる。
次の矢口はバットを折られて投ゴロ。その間に武内は三塁へ。
続く由田(桐蔭学園)がレフト線ギリギリへ、フェンス直撃のツーベース。早稲田が1点返し3−2と追い上げる。
この日もサラリといいところで打ったよっすぃー。オリックスへ行っても頑張れよ!
…しかし清見は本当に早慶戦苦手なのね…

早稲田は5回も佐竹が続投。
パンフで見た限りでは、早稲田のベンチ入り投手は9人。順調にいけば1人1イニングずつの計算になる。
「鎌田と江尻まだ〜?」言いながらブルペンをチェック。
昔は、先発が打たれ始めるとハラハラしながらブルペンに目をやっていたものだ。
ネット裏からだと遠いのだけど、背格好や投げるフォーム、グラブの色などで各投手を見分けていた。
今は…どうだろう?
さすがに現役の選手は投げていても区別がつかない。けど鎌田や江尻あたりはやっぱり見ればわかった。
「なんかね、投げた後のフォロースルーっていうの?それで見分けがつく!」
と主張する私。しかし皆からは「ハイハイ」「なんか熱く語ってるよ」とあしらわれる。
早稲田のブルペン



早稲田のブルペン。
真ん中で投げているのは鎌田。
早稲田のブルペン〜ベンチ


ブルペン〜ベンチの風景。
この日、外野席は開放せず
観客が入れたのは内野席のみ。
一見ガラガラに見えるけど、
内野はけっこう人が詰まってぎっしり。


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